エロゲの感想などを書いている雑記(基本ネタバレ

名前通りですがネタバレ有りでエロゲの感想を中心に書いていく予定です。

創作彼女の恋愛公式 感想(大いにネタバレ

簡単な所感

前半4話で物語を書けなくなっていた主人公が克服し再び物語がかけるようになり、そうなるまでの過程に4ヒロインが大きく関与していく。
それ以降はASというゲーム作品を通じて主人公と4ヒロインとの関係が深まっていきルートも決まっていくような流れ。
途中まで主人公の鈍さは気になるもののストーリー展開、美しいイラスト、それぞれのキャラの魅力もあって続きが気になるような作りでした。
逢桜だけはルートロックされていて完全に特別扱い。逢桜のビジュアルに惹かれて買った身としては嬉しいものの色々考えさせられる終わり方でした。

個別のキャラやルートの感想

ゆめみ

どちらかというと共通パートの方が盛り上がったという感想。
いじめが原因による引きこもりという主人公よりヘビーなトラウマを抱えたゆめみがトラウマの悪循環を断ち切っていく様子は主人公が立ち直る大きな原動力になったと思います。
その分主人公の繊細すぎるなあとも思えてしまうのですが。
親友の結菜も良いキャラをしていたし素晴らしい関係性だったと思います。
ゆめみは天才肌で周囲とうまくやって行けている結菜が羨ましく思えるだろうし、一方そんなことより絵の才能が一番欲しかった結菜は強い嫉妬とも言えるレベルのどろどろした感情も持ち合わせている。
この部分ではエレナと主人公の関係性に近いものがありますね。
個人的には結菜のほうが絵も悔しさを吐露する様も含めて結菜のほうが好きだったりします。
個別に入ってからはわりとあっさりと付き合い出すし、スランプもあったけど抜け出すしまあ普通の恋愛モノエロゲと行ったところです。悪くはないです。

エレナ

こちらもどちらかというと共通パートの方が盛り上がったという感想。
最初は完全にただの変人(天才でもあるが)でしたが、主人公との交流を通じて普通の反応を見せる様子が可愛いかった。
根を詰めまくっても天才であるCOLORLESSに追いつかずに迷走しつつも自分の持ち味を出すこと、いい作品にする=自分がCOLORLESSを超えることじゃないということに気がついた主人公。良かったですね。
途中は性欲盛んな学生の身で美人の先輩が全裸で寝てるのに何もせずにいられる主人公のある意味すごいところや鈍さがだいぶ気になりましたが、良いところもある主人公で見せ場もあったと思います。
エレナは桐葉との露骨な恋のライバル関係も楽しかったです。

桐葉

ここまで3ルートでは一番良く個別ルートも良かったです。
キャラは表裏があるところも、声優業というやりたいことに関しては本気で取り組んでいるところも、ビジュアルも大変よろしいです。
共通の桐葉分は前半は主人公の告白を断るところの新鮮さや、ラストの最後の演技のやりかたの差は一回目は可愛く掴みどころの無いキャラになり切った感じで、2回目は相手を探るような感情が載った話し方になっていて声優の凄さを感じました。
個別後半は桐葉の両親の説得に回る主人公がなかなか格好良かったし見せ場がありました。逢桜と親友になっていく様子もいいですね。
個別はルートに入っても基本的には素直じゃないんだけど、たまに見せる素直さや照れ方が非常によいし、プライドや志の高さは全然損なわれないし良いギャップが残っているのでキャラの良さはそのまま。そしてHシーンも大変良かったです。
順分満帆過ぎたところにキモオタが乱入して一波乱ありましたが、それら一連の流れを通じて周囲の支えがあっての自分だとわかるようになる桐葉の成長が見られるストーリーで良かったです。

逢桜

もともと逢桜のビジュアルがすごく刺さったので買った作品でしたが、買う前には予想できない展開でした。
(想像の余地を残すエンディングでしたが私の中では逢桜はASを書ききって亡くなったんだろうなと言う認識をしています。これでアペンドで生きてましたと言われたらすいません)
まさに創作に命をかけていた子で共通パートでも命を削り取って頑張っている感じがひしひしと伝わってきており、そうじゃないと良いなという展開が的中してしまう流れでした。
伏線がたくさん貼られていたのでショックではあるものの、病で寿命が短いという話も意外性なく受け止めることは出来ました。
「この結末はハッピーエンドだと思うか?」難しい問いですが、すくなくとも逢桜は恋も創作も全部やりきって往生していったのでハッピーエンドの部類だったのだと思います。
もちろん生きていてほしかったし物悲しくはありますけどね。
恋愛関係に関して言うと1話で初恋に区切りをつけたと入っていますが逢桜自身はずっと好きなままでその気持ちを抑えたまま共通パートを過ごし続けたんでしょうね。
共通最後のキスは主人公に余命の短い自分に縛られてほしくないという気持ちはありつつも、恋愛方面の最後の区切りとしてファーストキスくらいは貰いたいし抑えられなかったというところなのかなと思います。
あと逢桜-桐葉の関係が非常によく桐葉ルートで桐葉を失語症から救ったやり方をこのルートで逢桜に対して実行するのはいい作りでしたね。逢桜の親友としても恋に振り回される少女としても凄い存在感があって本人の個別より強烈だったかもしれない
エレナ→(結果として)桐葉→(結果として)ゆめみとメインヒロインを順番に振っていく流れも大トリらしいボスラッシュのような感じですごい流れだなと思いました

主人公

良いところもいっぱいあり、ヒロインが好きになるのもわかると思うシーンも結構あります。
とはいえあまりにも鈍すぎて流石にこれはどうなのと思うところも結構ありすごく好きな主人公かというとそうでもないです。まあオタク主人公なので仕方ないか。

サブキャラ

結菜:サブの中では一番好き。CNG制作エピソードでの関与も好感が持てるとても好き
姫子:若干狂人気味(優しさもありなりきれていないが)ですがビジュアル良いし好き。
悠真:逢桜ルートでの主人公との創作を続けるべきかの口論が良かったですね。それまでは当たり障りないなと思ってましたがちゃんと背景が考えられていてよかった。
ちなみ:めっちゃ若い。攻略したいって人多そう。
名もなきキモオタ:やばすぎる・・・w

圧倒的にキレイ。逢桜が美しすぎてもうそれだけで買おうという気になれました。脇とか太もももエッチくて性的な意味でも良い。
次点で桐葉も良かったです。有葉さんの絵が刺さったことはなかったんですが塗りの良さなのか色々組み合わさって最高になってました。

H関係

Hシーンだとイラストが劣化するケースもよくありますが本作は大丈夫でした。
エレナの騎乗位での足の動きがなんか笑っちゃいますが。
夜同士エッチで目のハイライト消えるくらいまでやっちゃうシーンが多いのが特徴ですかね。それ逢桜にこのタイミングでやっちゃうんだとは思いましたが、、、
あとフェラシーンの舌のエロさも特徴か
服のバリエーションが豊富だったのでこの着衣でのHシーンも見たかったというのが多いわりに枠が少ないのが残念。

総合的に

絵、シナリオなど全体的に高レベルで満足できる作品でした。